10月18日(日)練習会@大和田公園コート(0900-1300、前半2面、後半3面)には、
18名の参加者がありました。

A.ウォーミングアップ
〇ダイナミックストレッチ#1
 ラケットを両手で持って
  頭の上に掲げ、肘を上下させて肩甲骨の可動域を広げる#2
  左右の膝を交互にあげ、ラケットを頭上と膝の間で移動
  左右のくるぶし内側を持ち上げ、ラケットを頭上とくるぶしの間で移動
  ランジの体勢(一方の足を前に踏み出し、腰を沈めた後、踏み出した足を
  蹴って戻る)で、足を踏み出した時にラケットを頭上に掲げる
  頭の上に掲げて、左右交互に体側を伸ばす

#1 以前から運動前のストレッチは「ダイナミックストレッチ」にすべき、
と言われていましたが、リングフィットアドベンチャー(RFA)で実物に接し、
今回から取り入れたものです。2番目以降の動きは、RFAそのものです。(手に
持つものが、リングコンからラケットに変わっただけ(^^;))

#2 肘の上下にともなって、肩甲骨の下端は、背骨から離れる/背骨に近づくと
いう動きをする(上下動でなく)感覚を意識することで、可動域を広げられると
思います。

〇ネットをはさんで
・ショートストローク#3
・ボレー対ボレー
・ボレー対ストローク(1対1ショート)#4

#3 オープンスタンスで構えて、体の前45度で打てば、自然とクロスに球が
行くこと(ウィンザーレッスンでの樋口コーチの教え)を再確認しました。

#4 ストロークでもボレーでも、ラケットを持たない側の手・腕にも意識を
配り、テイクバック時およびフォロースルー時に、伸ばしてバランスを取る
ことが重要です。(一番美しいと思うのは、バックのローボレーで、右手と
右足が前に出たときに、左手が後ろに残ってバランスをとる姿勢(右利きの
場合)と強調しました)

B.基礎練習
〇ボレー対ストローク(1対1)
不利な態勢に追い込まれたストローク側が、浮かない球でしのぎ、決められない
よう最大限の努力をする練習です。
ストローク側がうまくしのげると、ボレー側は、ローボレーで応戦する#5ことに
なります。決められないので、無理をしないで、甘い球が返って来るまで、長い
ボレーでストローク側を押し込み続けます。
甘い球がきたときに決める練習も必要ですが、それは、相手を見ながら(^^;)

#5 ドロップボレーもありますが、最初の段階では「なし」

〇ボレー対ストローク(2対1)
ストローク側をさらに不利な態勢にして、しのぐ練習です。
(ストローク側の練習につき、ボレー側がミスすると練習にならないので注意)
いつも言っていることですが、練習のための練習ではなく、試合中の一瞬間を
切り出してみると、このシチュエーションになっていますので、それをしのぐ
ことを想定した練習です。

また、ボールのイン・アウトのジャッジも練習時から行って、体で覚えるよう
努めました。
・ボレー側は、アウトになると判断したボールに、手を出さない訓練です。
見送ったら結果も見届けて、自分の判断にフィードバックをかけてデータを
蓄積することで、精度を高めます。ダブルスなら、二人で声を出すことで、
データの収集量を2倍にでき、その分、学習期間が短縮できます。

・ストローク側も、アウトボールは(アウトとコールして)プレイを止める
習慣を身につける必要があります。やってないと試合でできません。
アウトの球をどんなにうまく打っても、試合では役に立たないので(試合で
起きない状況なので)、アウトボールは止めることです。

さらに、
ストローク側はロブもあり、
ボレー側はドロップショットもあり、
としてポイント制にしました。これで、甘い球を決める練習もできます。

2対1のときは、ボレー側は、ストレート側(自分の前に球が出た側)が前に
つめ、パートナー(クロス側)は、斜め後ろに下がるフォーメーションにも
気を付ける必要があるのですが、今回はそこまで触れられませんでした。

総じて、ショットでは、力を入れることよりも、むしろ力を抜くことで、
体のしなやかさを意識するべきであると説明しました(力が入ると、運動
連鎖やラケットのしなりを利用したショットにならず、疲れるばかりで、
よいことは何もないと考えています)。
力が必要なのは、
・遠くの球を取るフットワークで、打球後に踏みとどまって(おっとっとと
流れずに)、すぐに戻りの足運びに移れるための大殿筋と、
・スイング後にラケットが飛んでいかないように抑える握力
だけ、と(誇張して)伝えました。

〇サービスとリターンの練習

C.試合
後半は、練習の成果を試すための試合を行いました。

サービスエース/リターンエースや、ストレートでサイドラインぎりぎりに
入るショットでポイントを取るのもいいけれど、組み立てた配球で、狙い
どおりのポイントを取れたときの気持ちよさに勝るものはないと思います。
(あるいは、ダブルスならば、自分の配球で、パートナーが決めてくれた
ときの爽快感/達成感)

まだまだ精進が必要です。